NPO法人になり、シェルター建設費用には寄付を使わなかったので、今まで頂いた寄付金を”BONにゃん独自の100頭TNRキャンペーン”をすると決めたのが、昨年末。
お金を出せない生活困窮者、餌やりはいるが 「責任の擦り合いをして避妊出来てなく、近隣迷惑になっている所を対象にTNRしよう!」 と決めました。
その中で、前から気になっていた観音寺公園猫。地元で活動している、セカンドライフさん ・春の舞い青くさんに捕獲と病院搬送などをお願いしましたら、二つ返事で気持ちよく引き受けてくれました。
毎年、子猫が警察や保健所に持ち込まれていたからです。
まずは、餌やりに猫の状況を聞こうとしてくれたのですが、TNRに積極的ではなく、餌をたっぷりとやれば妊娠しないと言われる始末。
根気よく説得し、なんとか捕獲が始まりました。
公園事務所は、今まで餌やりと散々揉めてましたから、協力的ではなく、猫は疎ましい存在になってました。
TNRって何?
猫がいなくなるんと違うんなら、そんなんしても意味あるん?
ボランティアに何でもかんでも責任取らせようという風に見えました。
今に思えば、それから起こる、エベレスト級の難題は始まっていたのでは?と思います。
まず、捕獲した猫の体調が悪いのです。
横隔膜ヘルニアの手術をしたメス猫。
肝臓腫瘍がありました。
過去にも変死した猫がいた事を知り、死んでしまってはいけませんから、少しでも体調が悪い猫は、麻酔をかけるのも慎重になりました。
普通のTNRではなく、検査してから手術という猫が続出しました。
尻尾を切られた猫もいて、虐待かと警察に連絡したり、治療したりと、困難が山のように襲いかかりました。
医療費は嵩み、時間もかかり、順調には進みませんでした。
そんな中で、さらちゃんの虐殺事件が起こったのです。
テレビで、新聞で、ネットで、全国に知られる事となりました。
惨殺された、さらちゃんを抱きしめ、セカンドライフの代表は小さな子供のように、泣きました。
春の舞い青くの代表は、20匹を越える犬の世話をしながら、倒れそうになりながら、行政、マスコミ対応をしました。
それでも、他のメス猫が妊娠しないうちに避妊してあげようと、寒波の中、毎晩のように夜中まで公園に通い続けました。
私は心を鬼にして、止めてはいかん! 引くな! 前へ進め! と言い続けました。
彼女らは、身体も心も限界だったと思います。
阿保の神様(その四)へつづく。。。
M様より差し入れをいただきました

ありがとうございます

次回の譲渡会は
4月3日(日)11:00~15:00
第30回BONにゃん❤ 譲渡会@kame3
場所: 高松市丸亀町商店街 新生銀行前
みなさまのお越しを心よりお待ちしております
『大切な命をつなぎたい』
皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。
香川県NPO基金を使ったご支援のお願い
2016年
TNR活動に注力のため
BONにゃんハウス
当面の間、開催日は土曜日のみです。
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