居酒屋の裏の、ナメクジがいっぱいの餌やり現場。
餌やりは何人もいて、それを仕切っているのは、中心街で、餌やりで有名な女性。
あちこちにエサをやってるから、私が依頼されて行く所で、何回と聞いた有名な方。
トラップも持っているし、男性を雇って捕獲もする。猫専用にビルを持っている。
裕福な方らしい。
しかし、腑に落ちない事がある。
居酒屋の裏の現場は、昨年毒を撒かれたと依頼者から聞いた。
それなのに、今もエサをやり、現場はゴミが一杯で汚い。
居酒屋の女将さんは、「食べ物商売しているのに、困るんやわ。」と私を餌やりと思い罵った。
猫が嫌われている。 こんな現場に、猫を置いておくなんて、私は出来ない。
半年くらいの猫を、依頼者のIさんが、2匹、私が1匹連れて帰った。
慣らして里親さんを探したいのだが、野良生活が長く、かなり凶暴(涙)
掃除をしていたら、噛まれた。
そもそも、Iさんは、母さん猫の避妊を依頼してきたのだが、こんなにも大きなお腹は見たことないくらい、もう横に膨らんでいて、今にも産まれそう。
私も、Iさんも心が痛み避妊は断念した。
産まれて1ヶ月過ぎたら、子猫を捕り、里親を探し、母さん猫の避妊をしよう。
それまで毎日、Iさんが見守ります。
しかし、毒を撒かれたのは本当なのか?
有名な餌やりの連絡先を、他の餌やりに聞いて、毒殺の確認をした。
「今、人が来てて忙しいけど。」 「1分ください。猫の毒殺はあったのですか?」
「えーありましたよ。ご苦労様です。」
あんた、本当に猫が好きなのか?
ビルを持つくらいなんだから、危険な現場から、猫を連れて帰ってはくれないか?
猫が嫌われないように掃除をしてくれないか?
産まれてくる子猫が、どうか無事で譲渡出来ますようにと祈る毎日です。