辛い決断
TNR活動はじまりは1通のメールでした。
お世話になります。
2週間くらい前から天井裏で、動物の行動する気配を感じていまして、多分ネズミだろうと思って20日(金)に捕獲用の罠を仕掛けに天井裏に上がりましたら、ネズミではなく子猫の顔が見えました。その日に3匹捕獲しまして、入れない様に蓋をしたのですが、まだ、鳴き声がするので、今日反対側から上がりましたら、もう3匹居るのを発見致しました。
家族の者は猫が嫌いで、明日の朝、保健所に連れて行くと言ってまして、至急受け入れ先を探さなくなり、大変困っていた所、NPO法人トータル・サポートさんに電話させて頂いたら、猫専門で保護しているボランティア団体があるとお教え頂いたの連絡させて頂きました。
前に捕獲した3匹には牛乳を与えたので、大分元気になりましたが、今日捕獲した3匹にも、牛乳を与えたのですが、1匹は、飲み込みが弱い様です。まだ、目が開いて無い感じです。
大変困っています。宜しくお願い致します。
何故かお会いした事もない、NPO法人トータル・サポートという愛護団体から紹介されたので、子猫を引き取ってくれないかとの依頼がありました。
私どもにとって『保健所に連れて行くのでどうにかして欲しい』というのは、脅迫に近いものがあります。
依頼人は県外、岡山県の方
依頼人は県外、岡山県の方
とりあえず電話をかけ、事情を伺うと、近所の人が飼っている猫が生んでいった子猫で野良ネコではないとのこと
母乳を十分与えられず人間の手で育てられた子は弱く、無事育つかどうかわからないうえ、例え無事に育ったとしても体が弱く、ご理解のある方にしか養子に出せないなどリスクが大き過ぎることを説明。
母猫の飼い主さんと相談いただき、2ヵ月間母猫に育ててもらったうえで里親探しをしましょう。その時にはお手伝いさせていただくことを約束するが、母猫の飼い主は今までも猫を増やし続けている無責任な人で、相談はできない、いったん母猫に返してしまうと2度と保護はできないと繰り返すばかり
もちろん母猫の避妊手術についてもそんな事を頼める相手ではないとの一点張りで話は平行線をたどることに。。。
できることなら、私どもが直接現場へお邪魔して問題の飼い主さんへお願いに行きたいところですが、場所は岡山県。県内の案件で手一杯というのが現実
もちろん何とかしてあげたい。救ってあげたい。気持はあります。
しかし、費用の問題、人手の問題 、時間の制限など立ちはだかる数々の問題
BONにゃんはたった2人でやっている小さなボランティア団体です。
結局 母猫に返して2ヵ月経ったら、連絡をくださいとしか言えませんでした。
本当に辛い決断でした。
猫の神様、忙しい。 こんなに沢山生まれては、みんな救ってやれないよ。
ちゃま坊さんの詞が現実となり、心に沁みます。。。
ペットたちの楽園建設構想をうたい、大規模に募金・寄付を募るNPO法人が面識もない小さなボランティア団体を勝手に利用するやり方に怒りを覚えます。
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